リフォーム通信

2023/05/29

リフォーム商品紹介

先進的窓リノベ事業は、まもなく終了!?窓リフォーム補助金制度である先進的窓リノベ事業について。現在の予算状況を踏まえながら、まだ申請は可能なのか、リフォーム業者の視点でわかりやすく解説いたします。

『先進的窓リノベ事業』に関する最新情報を更新いたしました。(2023年8月28日)

↓ 詳しくは下記からご覧ください ↓

【先進的窓リノベ事業】まだ間に合う!内窓工事で補助金が最大200万?現在の予算状況を踏まえながら、内窓設置でどうすれば補助金が獲得できるのか徹底解説!

動画

先進的窓リノベ事業は、まもなく終了!?窓リフォーム補助金制度である先進的窓リノベ事業について。現在の予算状況を踏まえながら、まだ申請は可能なのか、リフォーム業者の視点でわかりやすく解説いたします。

先日、国から最大200万円の補助金がもらえる『先進的窓リノベ事業』がスタートしましたが、この補助金は果たして獲得できるのでしょうか。

今のタイミングで申請可能なのか、予算状況を踏まえながら分かりやすく解説します。

目次

動画 内容説明

先進的窓リノベ事業の補助金は獲得できるのかについてお届けします

先進的窓リノベ事業の補助金は獲得できるのかについてお届けします

今回は先進的窓リノベ事業についてお話ができればと思います。

窓リフォームで補助金がもらえるという国の取り組みになりますが、既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、非常に混沌とした状況となっています。

今から「窓リフォームで補助金をもらおう!」とお考えの方はぜひご覧いただきたいなと思います。

住宅省エネ2023年キャンペーンについて

住宅省エネ2023年キャンペーンについて

まず制度の概要についてです。他のページでも詳しい説明をさせていただいているので、今回は簡単に概要だけをお話をしたいと思います。

先進的窓リノベ事業は、経産産業省や環境省が実施している合計で1000億円もの非常に大きな予算の事業制度となっています。合わせて、住宅省エネ2023年キャンペーンと銘打って、こどもエコすまい支援事業が1500億円、同じく給湯省エネ事業が300億円の予算が組まれています。

今回お話をするのはこの中の先進的窓リノベ事業の1000億円の予算が果たしてどういう状況になっているのかをお話しできればと思います。

窓改修工事に関する費用の約2分の1の補助額がもらえる事業です

窓改修工事に関する費用の約2分の1の補助額がもらえる事業です

そもそも、先進的窓リノベ事業を使うといくらもらえるのかという話になりますが、最大で1戸あたり200万円の補助金がもらえます。

国が想定するかかった工事費用の約半分ぐらいは補助金がもらえるという制度になっています。なので、仮に60万円の工事費がかかるのであれば、約30万円ぐらいの補助金の対象となります。

補助額のシミュレーション(LDK)

補助額のシミュレーション(LDK)

戸建てのお住まいでシミュレーションをしてみると、LDKの窓を例えば4箇所交換したい場合は、補助金だけで25万5000円もらえる想定となります。

つまり50万ぐらいかかる工事に対して、25万ぐらいもらえるのかなと推測されます。

補助額のシミュレーション(全窓)

補助額のシミュレーション(全窓)

次に戸建てのお住まいで、窓全部の改修工事を行った場合どうなるのかというと、例えば窓の数が17枚という場合、補助金額は83万4000円の予定となります。もちろん160万ぐらいの工事費用になるので、その約半分の80万円ぐらいが補助金でもらえるのではないかと推測されます。

スケジュールについて

スケジュールについて

続いてスケジュールについてですが、今ご検討中の方や、契約済で納期待ちの方も非常に多いとは思いますが、重要なのが「交付申請の予約」・「交付申請」に間に合うかということになります。

例えば、50万円の補助金が想定される場合、50万円の予算枠を確保してくださいというのが「交付申請の予約」になります。また既に工事が終了しており、実際に50万円の補助金をくださいという「交付申請」が2023年3月下旬から実施されています。

交付申請の予約・交付申請について

交付申請の予約・交付申請について

非常に悩ましいところではありますが、「交付申請の予約」はどんな状況であっても、予算枠が確保できるわけではありません。

あくまでリフォーム工事の着手が必要となります。なので現時点で発注や契約をしていても、該当の工事が始まっていなければ「交付申請の予約」はできません。

また交付申請について、いつの段階でできるのかというと、該当の工事が完了した時点かつ商品の性能証明書など必要書類が揃っていないと申請できません。

商品の納期について

商品の納期について

窓関連の納期についてですが、例えば内窓の工事をする場合、YKK APもしくはリクシルのどちらかの商品を選択される場合が多いかと思います。

この2大メーカーがすでに商品の納期に関して、2~3ヶ月かかると謳っています。つまり潤沢には物が入ってきません。

内窓設置における工事について

内窓設置における工事について

今から窓工事をお考えの方で、どんなに納期が短くなっても、最低でも2~3ヶ月後に商品が入ってきますので、これらを踏まえると、例えば5月の中旬に契約もしくは発注ができたとして、納期が2~3ヶ月かかる前提になりますので、7月から8月に納品される予定となります。納品されてから着工して「交付申請の予約」ができたり、完工後に「交付申請」ができます。

つまり予約をするにしても、交付申請するにしても、2~3ヶ月以上の期間が必要となるのが現状の状況です。

まとめ

まとめ

予算の進捗状況も踏まえて、再度整理したいと思います。

予算に対する申請額の割合ということで、先進的窓リノベ事業のホームページにおいてグラフは公開されおり、日々予算の消化について分かりやすく確認できます。

そうすると現状の進捗の割合で行くと、12月ぐらいまで予算があると思えるのですが、ただ非常に残念なところでメーカー側の出荷量を考えると、すでに予算の1000億円は枯渇するそうです。

2023年7月頃には予算が枯渇するぐらいの商品が出てしまうので、先進的窓リノベ事業の補助金をもらうのは非常に難しい状況となっています。

なので、2023年7月頃までに工事が終わって、交付申請ができる方はギリギリ間に合うかもしれません。ただ先ほどもお伝えしたように、これから動く場合は、2~3ヶ月の期間を必要としますので、今から補助金申請を伴った工事をご検討されている方はかなり不可能に近い状況かなと思います。

予算に対する申請額の割合

予算に対する申請額の割合

また単価は低くなりますが、こどもエコすまい支援事業が使えるのではないかという話もあります。

ただ現時点のこどもエコすまい支援事業の予算超過状況においては、8月ぐらいに予算満了になるかと見込まれているので、どちらの補助金制度も利用が厳しい状況となります。

100%補助金の獲得は、非常に厳しい状況です

100%補助金の獲得は、非常に厳しい状況です

一部大手リフォーム会社の場合、新規に関する補助金申請の受付を停止している会社もあるそうです。

我々山口建設もお客様からご相談いただくのですが、現状をお伝えして、100%補助金の獲得は非常に厳しい状況だということをご理解していただいています。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

まとめると、2023年7月頃が先進的窓リノベ事業の交付申請のデッドラインかなと思っています。

リフォームをお考えの方がプラスにならないような状況のお話で非常に心苦しいのですが、現状の先進的窓リノベ事業の補助金に関する状況をまとめさせていただきました。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

 

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