【築33年のマンションを、快適な在宅ワークに適したクラシックな英国カントリースタイルの家へ】
6畳の和室を隣接するリビングと一体化させ、広々とした開放的なリビングを作り出しました。リビングには、Dimplexのヒーター、壁掛け式の暖炉棚、そして英国カントリースタイルを高めるためのウィンドウミラーが設置されています。

キッチンはスタイリッシュで機能的なデザインにアップデートされ、バスルームは暖かさとリラックス、そして掃除のしやすさに重点を置いて改装されました。 また実用的かつ意匠性の高い収納もポイントです。

マンションリフォームを始め、お住まいの一新をお考えの方は是非ご覧ください！

• 0:00 ダイジェスト
• 0:29 動画の概要
• 0:54 玄関スペース
• 4:22 洗面台
• 6:45 トイレ
• 8:10 アーチ状の開口部
• 8:42 洗濯スペース
• 10:10 浴室
• 11:47 キッチン
• 17:48 リビング・ダイニング
• 25:32 動画のまとめ
• 26:01 山口建設のご紹介

山口建設が自信を持ってお届けするマンションのルームツアー、ぜひお楽しみください！お客様のこだわりが随所に詰まった、素晴らしいお住まいをご紹介します。

それでは、早速玄関から見ていきましょう。

玄関では、壁を一部へこませて作ったニッチ収納があります。鍵や印鑑など、生活に欠かせない小物の置き場として非常に便利です。このような工夫で、玄関周りの収納力が格段にアップします。

大建工業製の玄関収納は、お客様のデザインセンスが光る一品です。一般的には取っ手が付いているタイプが多い中、こちらはプッシュオープン式のラッチタイプを採用。これにより、見た目が非常にすっきりとし、大量の靴を収納できます。可動式の棚板は、ブーツなどの長物も収納できるよう調整可能です。天井まで収納できるため、空間を最大限に活用できます。

お出かけ前の身だしなみチェックに欠かせない姿見も、玄関収納の扉に組み込まれています。

照明スイッチには、パナソニックのアドバンスシリーズが採用されています。一般的なコスモシリーズの緑色のホタルランプに対し、アドバンスシリーズは白色のホタルランプ。お客様は、白を基調とした空間に合わせるため、ホタルランプの色一つにまでこだわったそうです。

続いて、玄関の収納をご紹介します。こちらは長尺のものが収納できるタイプで、右端にはコンセントが設けられています。

これにより、掃除機を充電しながら格納できます。電動自転車のバッテリー充電器など、家電製品を収納する際にコンセントがあると非常に便利です。ご自身の生活スタイルに合わせて、必要な場所にコンセントを設置することをぜひご検討ください。

続いて、水廻りをご紹介します。

玄関から少し入ったところにある造作の洗面台は、デザイン性と機能性を兼ね備えています。アイカ工業製のカウンターに洗面ボウルと水栓を設置し、収納も充実。三面鏡の中央にはティッシュを収納できる穴があり、必要な時にすぐに取り出せます。

照明は絶妙な高さに配置され、水廻りの壁はクロスではなくタイル仕上げにすることで、水跳ねによるダメージを防いでいます。ドライヤーやヘアアイロンなど、洗面台周りで使う家電製品のために、コンセントの設置もしていることがポイントです。

洗面台の横には座ってメイクができるスペースも設けられています。造作洗面台ならではのこだわりとして、ちらりと見える部分の部材にも上質なものが使われています。タオル掛けも見た目にも美しい仕上がりです。

トイレの扉は既存の建具を再利用しています。中に入ると、TOTOの『レストパル』が設置されています。タンク式のトイレですが、背面の箱の中にタンクが隠されており、見た目がすっきりするだけでなく、収納としても活用できます。

照明は一般的なダウンライトではなく、ペンダントライトのような趣のあるものが選ばれています。上部の収納は、お客様の要望でプッシュオープン式に変更されており、生活感を隠しつつも使い勝手を両立しています。

洗面台の奥には、アーチ状の開口部が特徴的な洗濯スペースがあります。この開口部のデザインとクロスが空間のアクセントとなっています。

洗濯スペースにはカウンターが設けられており、入浴準備や洗濯物の整理、アイロンがけなど、様々な用途で活用できます。アイロン用のコンセント設置により、家事の効率を上げてくれます。

洗濯機パンは、万が一の水漏れに備えて設置されており、掃除の際に洗濯機を動かす手間を省けるタイプが採用されています。

浴室前にはホットウォーマーが設置されています。スイッチを入れると最大60度程度まで温度が上がり、部屋を暖めるだけでなく、タオルや足拭きマットを乾かすのにも便利です。

浴室は、クリナップの『ラクヴィア』が採用されています。お客様が様々なメーカーを検討した結果、『ラクヴィア』に決めた理由は、一般的なユニットバスと異なり、四隅のコーキング（目地材）を一切使わず、プラスチック製のパッキンで処理されている点です。これにより、コーキングの劣化や変色を抑えられ、清掃性も向上します。

デザイン面では、木目柄の天井が特徴的です。様々なメーカーが趣向を凝らしたデザインを提供していますが、天井に木目柄を採用できるのはクリナップならではの魅力です。

さらに、浴室乾燥暖房機が設置されており、乾燥・換気・暖房・冷風の機能が搭載されています。これにより、ヒートショック対策になるだけでなく、雨の日でも洗濯物を干すことができます。

続いて、キッチンを見ていきましょう。

キッチンには、クリナップの『ステディア』が採用されています。『ステディア』の最大の特徴は、キャビネットの箱がステンレス製である点です。一般的に木質系の材料が使われることが多い中、ステンレス製にすることで湿気に強く、カビや虫がつきにくいという利点があります。

カウンタートップにはセラミックを採用。デザイン性が高く、傷つきにくく熱に強いという優れた機能性を持っています。土を焼いて成形しているため、熱や衝撃にも非常に強い素材です。

クリナップの『オートムーブ』も採用されており、洗った食器などをすぐに収納し、手元から隠せるため、スタイリッシュな空間を保てます。

レンジフードは、キッチンのメーカーと合わせてクリナップ製を選ぶことが多いですが、今回はタカラスタンダード製が採用されています。その理由は、磁石で吸着する整流板が、手を離しても「バタン」と閉まらず、ゆっくりと静かに閉まるソフトオープン機能です。こうした細部へのこだわりも、このお住まいの魅力の一つとなっています。

レンジフードがステンレス色だったため、コンロもステンレス色に統一し、デザイン性を高めています。

キッチンパネルにはマグネットボードが採用されています。水回りや油跳ねが多い場所なので、キッチンパネルやタイルを貼ることが一般的ですが、マグネットボードを設置することで、市販の調味料入れや小物入れなどを自由に配置でき、利便性が向上します。

一般的にはキッチンの端までパネルを貼ることが多いですが、今回は広範囲にわたりマグネットパネルが貼られています。これにより、クロスよりも傷や汚れに強いパネルが広がり、キッチンの使い勝手が向上しています。

リフォームの際には、パネルの長さにも注目してみてください。一般的なパネルの長さは1.8m程度ですが、2.4m程度の高さも選べます。天井まで一枚で貼ることで、継ぎ目がなくなり、見た目も美しく、清掃もしやすくなります。リフォーム会社には、ぜひ「天井まで届くパネルにしてください」と伝えてみましょう。

キッチンの背面収納には、LIXILのスタイリッシュなタイル（ミックスモザイク コロリート）を使用し、ノスタルジックな印象に仕上がりました。

家具用コンセントは横付きのコンパクトなものが採用されており、見た目を損ねません。タイル1ラインに合わせてコンセントが設置されており、施工の苦労が伺えます。お客様のこだわりが詰まったこの配置が見事に実現されています。

また、キッチンの周辺には、天井の梁やキッチンのダクトの張り出し部分に木目調のクロスを貼っています。

続いて、リビングとダイニングをご紹介します。

キッチンから繋がる広々としたリビング / ダイニングは、開放感あふれる空間です。

床材は、パナソニックのベリティスフロアー トリプルコート / グレージュヒッコリー柄が採用されています。最近人気のフローリングで、シート貼りのフローリングながら、昔のものとは比べ物にならないほど質感や強度が向上しています。

リビング / ダイニングで目を引くのは、マントルピースです。中に暖房機器が設置されており、本物の火のように揺らめく炎の演出を楽しめます。見た目だけでなく、実際に温風も出るため実用性も兼ね備えています。

壁一面には輸入品のアクセントクロスが貼られています。一般的なクロスの幅が90cmなのに対し、こちらは60cm程度と幅が狭いため、施工の際はリフォーム会社に確認が必要です。また、壁掛けテレビが採用されており、配線が隠せるため、テレビ台を置かずにすっきりとした空間を実現しています。

照明器具もデザイン性の高いものが随所に配されています。空気の循環を促すファン付きの照明も設置されており、冷暖房効率の向上に貢献しています。

目を引くシャンデリアは、お客様の要望に合わせて緻密に高さが調整されています。

そして、窓には、ニチベイの「バーチカルブラインド」が採用されています。洗濯物を外に干す際に、出入りしやすく、ブラインドのように上げ下げしなくても出入りができるのが利点です。見た目の重厚感があり、汚れにくく、折れにくいという特徴があります。

リビングダイニングの最後のポイントとして、スピーカー内蔵ダウンライトがあります。パナソニック製のダウンライトは、リビングとキッチンにも設置されており、高品質な音楽を楽しめます。

エアコンの冷媒管も、劣化防止のため、室内外ともにケースで覆われています。リフォームの際には、このような細部にも配慮することで、より良い住まいづくりにつながります。

リビングダイニングの一角には、壁のへこみを利用したニッチ収納が設けられています。通常よりも大きめのニッチが2段に設けられており、収納スペースが増えるだけでなく、デザイン性も両立されています。パナソニックの耐水インテリアカウンターと南海プライウッドの棚板が使われており、ルーターなどの家電製品や配線を考慮したスペースも確保されています。

今回は、マンションの大規模リフォームをご紹介しました。一般的なマンションのリフォームとは一線を画す、お客様のこだわりとデザイン性が詰まったお住まいでした。特にお客様のおすすめはタイルの箇所とのことです。

皆様のリフォームの際に、少しでも参考になれば幸いです。