どんな会社に頼むべき?
リフォーム会社の選び方についてのスライドでのご説明資料と、その資料を解説した動画をご用意しました。
スライド資料
動画解説
リフォーム会社は何をポイントに比較・検討すればいいのか、リフォーム会社目線でまとめてみました。会社の大きさや、評判だけではない、満足するリフォームのための会社選びのポイントをどうぞ!(22分12秒)
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どんな会社に頼むべき?
リフォームをお考えになったときに、インターネットで検索すると多くのリフォーム会社が出てきます。では、どういった観点でリフォーム会社を選別をすべきか、リフォーム会社の目線からお話しできればと思います。

リフォーム会社選びのポイント
経済産業省が出している中小企業白書2011年では、3年で約3割が業界から撤退、そして、5年でほぼ半分が撤退すると言われていました。 つまり、継続性がある会社かどうかは、重要な視点かなと思います。
「もう、これが壊れた、直してほしい!」という時にその会社がないということが無いように、こういった目線も含めてリフォーム会社として、「こういったところを見ると良いポイント」をお話させてください。

国からの許認可について
まずは「国の許認可」です。新築の場合は、事務所登録など法律で縛られていますが、リフォームはいろんな会社が行っています。
建設業法という法律があり、リフォームという概念ではないのですが、建築一式工事という名称で、定義されています。基本的には建築一式工事というのは、1500万までであれば、許可不要となります。

建設業の種類について
では、「建築一式工事は何か?」ですが、建設業もいくつか種類があって、建築一式工事については 原則として元請け業者の立場で、総合的な企画、指導、調整のもとに建築物を建設する工事であり、複数の下請け業者によって施工される大規模かつ複雑な工事のことを指します。
つまり非常に規模の大きい工事というのは、建設一式工事として扱われます。 ちなみに、これが 1500万未満だと、特に許認可が不要になります。これ驚きですよね。 建築一式工事で、「軽微な工事」と書いているのですが、「あまり広くない家、木造住宅で延べ面積が150平方メートル未満の工事については」 許可が不要となります。
実際に、2階建ての一戸建ては大体100平米ぐらいが多いので、一般的な家屋はこれに該当するのではないかと思います。
また、建築一式以外の工事は、定義をどうするのかという話はいろいろ出てくると思いますが、トイレの交換・キッチンの交換などが該当するかなと思います。
建築一式以外の工事に関しては、500万までは許可不要です。ただ600万~700万円となってくると、国からの許認可が必要となります。
建築一式工事、内装一式工事、大工工事という概念があります。内装一式工事はいろんな材料を使って、建築物の内装仕上げを行う工事です。インテリア工事、天井仕切り工事、壁張り工事、内装間仕切り工事、床仕上げ工事、畳工事、建具工事、家具工事、防音工事ですね。大工工事は木材の加工もしくは取り付けにより工作物を建造し、または工作物に木製設備を取り付ける工事となり、大工工事、型枠工事、造作工事に当たります。建築一式工事というのは、建築確認を必要とする新築及び増改築です。

建設業の許可_山口建設の場合は?
山口建設の場合は、建設一式工事以外にも内装仕上げ工事という許認可も取得しています。
取得しているリフォーム会社であれば、ホームページに「許認可」の記載があるかと思います。建設業の許可や、建築士事務所登録という概念も出てきます。規模が大きいところだと建築士がいて、事務所登録を行い、内部の設計や構造も確認しています。こういった 許認可、資格が所有されているかどうかをご確認をいただくと、きちんと工事してくれる会社なのかの判断材料になるかと思います。
国の主要な住宅産業を支えてきたのは新築です。昔から、新築を建てて、建てて、建てて、供給体制を築き、どんどん建てようと、新築というのがマイホームのブランディングでした。国もどんどん住宅供給しよう、住宅産業は新築で頑張ろうとやってきたのですが、20年~30年ぐらい前から、やっぱりリフォームだよねと変わりました。
既に建てた家をより良くしたい時は、中古で、既存住宅と表現するのですが、既存の住宅に住みたいという話も出てきます。国は今まで、建築・新築とかの概念で許認可を作って、資格制にして登録して申請しないとできないとしていたのですが、リフォームも合わせると、大変な状況になってしまいました。
多くの会社がリフォームを行っている中、今から法規制をかけて「こういう許認可がないとリフォームできない」と縛ってしまうと、許認可の無いリフォーム会社で家をすでに工事されている方も困ってしまいます。
日本中に約34万社リフォームの会社があると言われているのですが、国が、1社1社確認をして許認可制にするのは難しく、そこで国交省が考えたのは、事業者団体を利用した許認可です。

リフォーム会社としての登録について
既にリフォーム業界自体50年、60年ぐらい歴史があるので、いろんな事業者団体があります。リフォーム、リフォーム事業者同士の団体があるのですが、そこの団体に国は許認可を与えます。
その一つとして「住宅リフォーム事業者団体登録制度」があります。国としてはその事業者団体を指導し、その先のリフォーム会社への指導はその団体に任せよう、という話です。非常に賢い方法かなと思います。
実際に細かな指導やチェックするのは団体になるのですが、大枠は国がやっています。この住宅リフォーム事業者団体登録制度、 国土交通大臣登録にはマークが付きますが、そのマークが付くと「良い会社ですよ、大丈夫ですよ」と国交省がPRしています。

山口建設の加盟団体について
山口建設の場合は、一般社団法人日本住宅リフォーム産業協会、通称JERCO(ジェルコ)と、日本木造住宅 耐震補強事業者協同組合、通称木耐協、この2つに登録をしています。
山口建設はリフォーム瑕疵保険にも登録していますが、500万以上の工事を実施される方は必ずチェックが必要な項目となりますので、そういった許認可や資格などを持っているかどうかが、信頼の証、そして、品質の担保に繋がっていると思います。

会社の実態確認をしましょう
次に、会社の所在地も重要です。その会社をGoogleマップなどで調べてもらうと、何となく雰囲気も分かります。そのリフォーム会社がどういった会社なのか、 例えば、朝きちんと会社の清掃をしているか、整理整頓をしているか、そういった細かい所が工事の丁寧さに反映されると思っています。
リフォームの金額自体、1万、2万では終わらないことがほとんどです。100万円、200万円、 500万円以上かかるので、お任せして良い会社なのかきちんとチェックするのは重要です。我々もお客様と色々話をする機会もあるんですが、お客様によっては、会社を見に来たいと言われる方もいらっしゃいます。安くない買い物ですので、どういった会社かをチェックしましょう。

山口建設の事務所の様子
山口建設の場合、Googleマップで見てみると、2021年7月の時点で社用車が4台分と、奥の駐車場もありますが、左側には仮住まいのご提供している建物があり、右奥の白い建物が会社の事務所となっています。ホームページをご覧いただければ、社員や会社の様子も分かるかなと思います。

営業・現場の業務分担について
続いて、リフォーム会社を選ぶ時のポイントですが、営業と現場の業務分担。これは必ず聞くようにしましょう。
リフォーム会社は大きく二つに大別されます。営業と現場一貫体制で一人が現調から始まり、完工まで全部やってくれます、という場合もあれば、営業と現場が分離されていて、ここから先は工事担当者が担当しますという体制です。
まず、分業される場合は、 現調~契約、契約を取るまでは営業担当が来ます。それからは工事担当となります。工事に関するところから担当が変わるので、営業は営業に専念できて、工事は工事に専念できます。これは非常に良いことなのですが、伝言ゲームになってしまうと、営業担当に「A」と言ったのに「B」になっているなどのトラブルも発生し得ます。
こういった場合は伝言ゲームにならないように、営業担当に言ったことは全部現場の人に伝わるか、念のため確認いただいてもいいかなと思います。
対して、現調から完工まで一人の担当者が対応するのがもう一つのパターンです。現調から工事が終わるまで一人の担当者が対応します。お客様のご要望を根本的に理解した上でちゃんと話した人が現場を見てくれるので、細かいところまで非常に拾ってくれます。ただ細分化できないので、大きな現場では身動きが取れないということもあるかなと思います。

山口建設の営業と現場担当について
山口建設の場合は規模で分けています。概ね中規模の場合は一貫性でやらせてもらっていて、一人で担当して、最初から最後までやらせてもらっています。
ちょっと規模が大きくなってくると、社内の稼働の状況によっても多少の変動はありますが、2人体制になります。
ご契約をさせてもらって着工からは、あくまでお客様の窓口は営業です。 営業なんですが、営業のバックヤードで現場の人間が控えて、ばっちりサポートしているような、体制で行います。

会社が動いているのか確認しましょう
続いて、会社が実際に動いているのか。ホームページが動いているかどうか、これは非常に重要だと思っています。
社員・会社の雰囲気や、メーカーイベントなどの会社の動きが活発なのか、受賞があった、施工事例の掲載などの更新があるかも良い会社か見極める大事なポイントです。

山口建設のホームページについて
山口建設の場合は、ホームページで様々なものを掲載しています。施工事例だけにとどまらず、イベント内容、お客様の声、リフォーム通信なども載せていますし、勉強会の様子や 受賞歴もわかりやすく掲載しています。

リフォーム会社の働く人もチェックしましょう
そして、リフォームを頼む時、働いてくれるのはそこの会社の社員です。 リクルートのアンケートでは、6割の方が「人」でリフォームを決めたと言っています。なので、どんな人が働いているのか、大切なお住まいを任せるのはどういう人なのか、チェックが必要かなと思います。

山口建設の社員について
山口建設の場合は、どういった人間が働いているのか、一人一人ホームページで紹介しています。そして、それぞれの営業担当がどういった施工事例をやっていたのかも分かります。

どのような工事が得意か確認しましょう
どんな工事が得意なのか。ホームページを見ると、そういった傾向を見やすいとは思いますが、 家全体のリフォームが多い場合もあれば、トイレ交換専門、キッチン専門のリフォーム会社、蛇口交換、そういった細かい工事を非常に得意とする会社、様々なリフォーム会社があります。
ぜひ、何を得意とするのかをチェックしていただいて、どの部位の工事なのか、家族構成やリフォームの内容、こういった実績が多い、少ないという判断でも、皆様のご希望通りの会社か判断していただければと思います。

山口建設の事例について
山口建設の場合は事例で掲載していますが、価格帯は1000万円以上、200万円未満、200万円~500万円、500万円~1000万円と価格に応じて確認ができます。
施工部位やどこの住宅設備をやっているのか。キッチン、お風呂、洗面、トイレ、何を得意としているのか。また、ライフスタイルや住宅の設備、耐震の構造、狭小住宅への対応。そういった側面でもいろんな事例を掲載しておりますので是非御覧いただければと思います。
まとめ
- リフォーム会社選びのポイントで必要なのは、「継続する会社かどうか」。また国の許認可、工事の規模によりますが、建設業法の許可、二級建築士事務所登録など様々な許認可があります。 それがあるのか確認してみましょう。もし心配なら、営業担当に「どんな許認可をお持ちですか?」と確認し、そこで焦って答えられなかったら「あれ?大丈夫かな」と疑っても良いかと思います。
※建設業の種類としていろんな種類があるのですが、山口建設としては建築一式工事や内装仕上げ工事など、リフォームに即した内容はもちろん取得をしていますし、可能な許認可は全て取得しております。
- 次に見るところは「リフォーム会社としての品質」です。今の国の制度で言うと、リフォーム事業者団体登録制度というのがあります。 そういった適切な団体に入っている会社は、その団体から適切な指導とか チェックを受けているはずなので、差別化になるかなと思います。
※山口建設の場合は、JERCO、木耐協と2つとも入らせていただいております。 許認可など国からの指導に入っているかという点にプラスして、会社の実態はとても重要です。
- Googleマップでも良いので、必ずリフォーム会社の所在を確認しましょう。やはり高い買い物ですので、できれば、足を運んでいただいて、会社を実際に見ていただくこともプラスかなと思います。
※山口建設の場合は、営業も私(山口)もお伺いすることも可能なので、必要な場合はお気軽にお声掛けください。
- 営業と現場の役割分担。大きく分けて、全部通して行うのか、契約と着工の間で分かれるのか。2つに大別されます。それぞれ、デメリット・メリット両方あります。良いところもありますし、悪いところもあります。
※山口建設の場合は、基本的には規模で分けています。中規模ぐらいの案件は一貫体制で細かいところまで最初から最後まで担当させていただき、 規模が大きくなると2人体制で行います。2人体制ですが、窓口はあくまで営業です。
- 会社が動いているかどうかの確認も大事です。特に、ホームページの掲載や、YouTube、Facebook、 Instagram、 TikTokなども見ていただいて、会社が活発に 動いているかどうか、こういったチェックがゆくゆくはリフォームの現場にも波及する話かなと思っています。
- そのリフォーム会社で働く「人」も重要です。皆様の工事を担当するのは機械ではありません。 リクルートのアンケートでは、6割の方が「人」でリフォームを決めたと言っているようです。なので、どんな人が働いているのか、大切なお住まいを任せるのはどういう人なのか、これはチェックが必要かなと思っています。
※山口建設の場合は、どういった人間が働いているのか、またそれぞれの営業担当がどういった施工事例をやっているのかもホームページで確認できます。
- どんな工事が得意なのか、必ずチェックしましょう。 リフォーム会社は千差万別です。「リペア」と言われる処置に対応したり、「リフォーム」と言われる住宅の設備交換が得意であったり、「リノベーション」と言われる性能向上をメインの工事としているなど、いろんな会社があります。例えば、トイレしかやったことない会社に家のフルリノベーションを頼むと難しいところもあるので、 ホームページなどをチェックし、ご自身のリフォームの工事に適した会社がどうか、ご確認いただいた方が良いかなと思ってます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!
山口建設では多くの施工事例を出しています。ぜひとも、ホームページをご覧いただいて、もし「山口建設さん良いかも!」と思っていただいた際は、お気軽にご連絡ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
リフォームの流れ
どんな会社に頼めばいいか、わかった後は実際にどんな流れになるか確認してみましょう。