リフォーム通信

2023/03/06

リフォームお役立ち情報

【窓リフォームで国から最大200万】国の補助金『先進的窓リノベ事業』について、補助対象から補助額まで詳しく説明します。補助金を活用しながら、環境にもお住まいにも優しい窓リフォームをしましょう!

動画

【窓リフォームで国から最大200万】国の補助金『先進的窓リノベ事業』について、補助対象から補助額まで詳しく説明します!

住宅の性能向上に欠かせない「窓リフォーム」。

断熱性能や遮熱性能、防音性能などに優れ、お住まいの寒さやカビなどのお悩みも解決してくれる窓リフォームですが、なんと国から最大で200万円の補助金がもらえる『先進的窓リノベ事業』がスタートします!

補助対象や補助額、スケジュールや申請フローを始め、細かくて難しい窓のサイズや実際の間取りを踏まえたシミュレーションも行いますのでお見逃しなく!

窓リフォームで使える補助金を上手に賢く活用しながら、より高性能なお住まいを完成させ、快適な日々を送りましょう!

目次

動画 内容説明

窓の補助金制度『先進的窓リノベ事業』についてお届けします

窓の補助金制度『先進的窓リノベ事業』についてお届けします

今回は先進的窓リノベ事業について、YKK AP君島さんと一緒にお話ができればと思います。

住宅省エネ2023キャンペーンについて

住宅省エネ2023キャンペーンについて

他の動画でもご紹介しておりますが、住宅省エネ2023キャンペーンということで、3つの事業が行われます。こどもエコすまい支援事業・給湯省エネ事業、そして先進的窓リノベ事業です。

その中でも先進的窓リノベ事業について詳しくお話いたします。

窓の断熱改修(リフォーム)が対象です

窓の断熱改修(リフォーム)が対象です

まずは基本情報についてお伝えします。

対象の商品に関しては、窓の断熱改修(リフォームのみ)が対象となります。すなわち新築工事及び玄関ドアのリフォームは対象外となります。

こどもエコすまいは新築も対象となりますが、先進的窓リノベ事業はリフォームだけが対象となっています。

補助対象となる4つの窓工事について

補助対象となる4つの窓工事について

窓リフォームが対象ということで、4つの工事が対象となります。

1、ガラス交換。窓は既存のものを利用して、ガラスのみを交換する方法です。

2、内窓の設置。既存の窓の内側に新しい窓を設置する方法です。

3、カバー工法、今ある窓の枠は残して、その上に新しい窓で覆うという工事です。

4、外窓の交換。既存の窓を取り外して、新たな窓を設置する方法になります。

上記の4つが対象となりますが、リフォームの場合、内窓が結構多いかなと思います。

山口建設では、大きな工事をご依頼いただくことが多いのですが、カバー工法ということで窓全体を交換する工事も多く実施しております。

リフォームの場合、ガラス交換は少ないかなと思います。

高い断熱性能を持つ窓への改修に対して、1/2相当を定額補助

高い断熱性能を持つ窓への改修に対して、1/2相当を定額補助

次に補助額についてです。

11月8日に経産省の方が発表した資料の抜粋となりますが、高い断熱性能を持つ窓への改修に対して、費用の約半分、1/2相当の補助額として定額で支給する内容です。

国が想定する費用の1/2ぐらいが補助されるのではないかということです。

一住戸あたり最大200万円の補助金制度です

一住戸あたり最大200万円の補助金制度です

補助金額がなんと一住戸あたり200万円といった非常に高額な上限額となっています。

こどもエコすまいの補助額が最大65万なので、その3倍以上となると、国は先進的窓リノベ事業にかなり力を入れていることが分かります。

補助金の対象者について

補助金の対象者について

また、どの方が対象になるかですが、窓のリフォーム工事をする住宅の所有者様がメインです。

今ご覧いただいているように、その他の方々でも対象になるのが今回のポイントとなります。

補助金の対象物件について

補助金の対象物件について

続いて、対象物件の要件です。

既存住宅が対象条件になりますが、最新のホームページに記載されていた一部を抜粋してご紹介します。

既存住宅に関して、「建築から1年が経過した住宅、または過去に人が住んでいた住宅」となります。建築して1年経っていない住宅は対象外となりますので、ご注意いただければと思います。

既存住宅は戸建てのイメージも強いのですが、注釈にも書いてあるように、共同住宅マンションや場合によってはアパートも入ります。

つまり、リフォームやリノベーションに特化した補助事業となります。

『先進的窓リノベ事業』の意義について

『先進的窓リノベ事業』の意義について

改めて本事業の意義について、一部ご紹介させていただきます。

こちらの情報は共同でやっている環境省が発表している資料から抜粋をさせていただいております。

一言で言うと、脱炭素社会。カーボンニュートラルという表現もしますが、この社会の実現に向けた取り組みとなっております。

気候変動について(気象庁の資料)

気候変動について(気象庁の資料)

今ご覧いただいている皆様も近年ご体感いただいているかと思いますが、世の中では様々な気候変動が起きています。この状況の中で気象庁が出している資料をご紹介します。

100年あたりでいくと、1.24度ぐらいの割合で気候が上昇しており、地球の温暖化が残念ながら進んでいる状況になっています。

地球温暖化に関する日本の影響について

地球温暖化に関する日本の影響について

住宅省エネ2023キャンペーンのホームページから抜粋した資料で、地球温暖化に関する日本の影響を一部お伝えします。

例えば、急な豪雨や土砂災害などが、より発生しやすくなってしまいます。

熱中症に関しても、非常に今増えてきています。また感染症に関しても残念なことに生態系を拡大してしまう可能性もあります。温暖化が非常に問題となっており、今の日本では想像しにくいデング熱もありえます。そういった環境が温暖化のせいで発生してしまう可能性があることを国が危惧しております。

家庭部門におけるCO2の排出量について

家庭部門におけるCO2の排出量について

地球温暖化の原因となるCO2の削減といったところでいうと、皆様のご自宅で考えた場合に、暖房・冷房・給湯と呼ばれるものがこのCO2の排出の約半分を占めています。

省エネ対策が必要というのが今回のポイントになります。

冬は暖房をつけて、特にCO2を排出量が多くなります。
冷房の方が少ないというのも意外です。

窓・ドアでの熱の出入りによる住環境への影響

窓・ドアでの熱の出入りによる住環境への影響

その中で、今回こちらのCO2対策への取り組みに対して、何故窓リフォームが対象になっているのかというと、簡単にいえば、室内の熱の出入りは窓が多くの割合を占めており、冬は約半分の熱が窓から出て行き、逆に夏は7割ぐらいの熱が窓から入ってきます。

意外な方もいらっしゃるかもしれませんが、屋根や壁、床など家を構成する様々な場所の中で、開口部である窓とドアさえ対処すれば、冬は暖かく、夏は涼しく、快適な環境が確保できます。

そのため、環境省の方は最大200万までの補助金を出してまでも、なんとか地球温暖化を防ぎ、より良い環境に進めていこうと思っています。それが先進的窓リノベ事業です。

窓やガラスにおける性能「Uw値」について

窓やガラスにおける性能「Uw値」について

では、この事業の詳細について詳しくご紹介させていただきます。

まず対象となる窓とガラスに関して、Uw値と呼ばれる窓とガラスの性能がありまして、そちらの性能が1.9以下の商品を設置させていただくことが条件になります。

Uw値を簡単にご紹介をさせていただきますと、窓や壁などの部材からどれだけ熱が伝わりやすいかを表したものになります。

なので、数値が低いほど熱が伝わりにくいという形になります。

補助額について(ガラス交換・内窓の設置・外窓交換)

補助額について(ガラス交換・内窓の設置・外窓交換)

そんな中で、補助額というところでは、ガラス交換、内窓の設置、外窓交換で金額が変わってきます。
また、大・中・小・極小という大きさの区分もご覧いただければと思いますが、窓の大きさによっても変わります。

今から皆様と窓の大きさについて簡単に共有していきたいと思います。

内窓・外窓交換のサイズ区分と大きさの目安があります。

内窓・外窓交換のサイズ区分【大のサイズ】

内窓・外窓交換のサイズ区分【大のサイズ】

大・中・小という3つのカテゴライズの中で、まずは「大」をご覧いただければと思います。

「大」のサイズに関しましては、平米といたしましては2.8㎡以上が対象になります。

皆様のご住宅で想像いただけるポイントでいけば、リビングなど人が出入りできるサイズの窓が対象になります。

一般的に吐き出し窓とか言われる区分です。

おそらく1階の窓はほとんどこういった掃き出し窓になっていることが多いかなと思います。

内窓・外窓交換のサイズ区分【中のサイズ】

内窓・外窓交換のサイズ区分【中のサイズ】

続いて「中」サイズです。こちらは窓の平米といたしましては、1.6㎡から2.8㎡という形になってます。

寝室などの、人の出入りはしない、ある程度大きいサイズの窓(腰窓)という形になります。

内窓・外窓交換のサイズ区分【小のサイズ】

内窓・外窓交換のサイズ区分【小のサイズ】

最後は「小」というサイズです。こちらは非常に小さい窓を指しており、廊下やトイレなどの小さい窓が対象となります。

窓の種別でいえば、滑り出し窓なども対象になります。

補助額について(ガラス交換)

補助額について(ガラス交換)

では補助額を細かく見ていきたいと思います。

まずはガラス交換というところになりますが、SSランク、Sランク、Aランクと分かれております。ガラス交換に関しまして、1枚単位での補助申請になります。

補助額について(内窓設置)

補助額について(内窓設置)

続いて内窓の設置は非常にリフォームでは主流になっておりますが、こちらもSSランク、Sランク、Aランクという形で分かれております。

内窓の大サイズ(人が出入りするような窓)のSSランクでは12万4000円。Aランクは69,000円。

リフォームの観点だと多いSランクは8万4000円です。つまり4か所つければ、それだけで30万円ももらえるという内容です。

内窓の設置に関して、一窓単位での申請になります。

補助額について(カバー工法・外窓交換)

補助額について(カバー工法・外窓交換)

そして、カバー工法と外窓交換です。こちらも同じように、SSランク、Sランク、Aランクに分かれている形になります。

大規模な工事で一軒家を丸ごと工事すると、窓だけで10~15か所、工事されることもあるので、最大200万という金額も可能性があります。

内窓設置:補助額シミュレーション(LDK)

内窓設置:補助額シミュレーション(LDK)

補助額について、簡易の図面と共にシミュレーションしたいと思います。

まず工事内容として、内窓のSランクをリビングにのみ設置したパターンです。

Aランクの内窓もありますが、Sランクとほとんど価格差はありません。商品としての価格差が少なく、補助額はSランクの方が高いので、Aランクをつけるのであれば、Sランクの方がおすすめです。

リビングの4窓に内窓を設置した場合、大サイズが1窓、そして中サイズが3窓になりますので、合計で25万5千円の補助金が返ってくるという形になります。

内窓設置:補助額シミュレーション(全窓)

内窓設置:補助額シミュレーション(全窓)

続いて、この機会に全ての窓を改修したというパターンになります。同じように内窓の設置で、Sランクを採用した場合で試算をしていきますと、合計で17窓の設置になり、補助額が834,000円となります。

もちろん内窓の工事は住みながら可能です。仮住まいの用意が不要ですし、熱の出入りの多い窓を適切に対処することで快適なお住まいの空間になるのは間違いないです。

Sランクの内窓で工事をすると、戸建ての家が大体100万いかないぐらいの補助金がもらえるというのは良い目安になるかなと思います。

カバー工法設置:補助額シミュレーション(LDK)

カバー工法設置:補助額シミュレーション(LDK)

続きまして、全窓をカバー工法で変えた場合のシミュレーションになります。

カバー工法は一窓に対する補助額が高くなっておりますので、同じように17窓工事した場合でも、111万9千円の補助が出るという形になります。

それからAランク、Sランクいろんな名前が飛び交っていますが、カバー工法の場合はおそらく東京都だとAランクの窓が一番多いかなと思います。

後ほどSランクも軽く触れさせていただきますが、一般的なお住まいの仕様だと、このAランクのもので、111万9000円と非常に高い補助額となります。

では参考にSランクもご紹介いたします。

Sランクになると当然補助額が上がるというところで、17窓の工事を行ったとして、合計で135万8千円がこの物件では補助されるという形になります。

Aランクでも、Sランクでも、カバー工法ですべての窓を工事する場合、100万円を超えるぐらいの補助額となります。

『先進的窓リノベ事業』申請フローについて

『先進的窓リノベ事業』申請フローについて

具体的な申請フローになりますが、入居者様の方から、もしくは住宅の所有者様から、事業者登録済のリフォーム会社に工事をご依頼いただき、そのリフォーム会社が工事の完了後に交付申請を行い、事務局から一度リフォーム会社に補助金が入金されて、それを皆様に還元するというのが基本的な申請フローになります。

今リフォームをお考えの方は、まずはリフォーム会社にお問い合わせいただいて、事業者登録済か確認してください。場合によっては公式のホームページからも登録事業者を検索できるようになっているので、ご確認いただければと思います。

※山口建設は問い合わせが殺到しているためホームページでの公開はしておりませんが、事業所登録済のリフォーム会社となります。

『先進的窓リノベ事業』スケジュールについて

『先進的窓リノベ事業』スケジュールについて

続いてスケジュールとなります。

契約日は11月8日以降。事業者登録後からの着工という形になります。

ここでご注意いただきたいのが、工事は令和5年12月31日までに完了する案件が対象になります。

ただし、この補助金制度に関して、市場における注目度も高いというのがありますので、予算がなくなり次第、前倒しでの終了の可能性があります。

いくつかの事業が並行して行われており、こどもエコも同じようなスケジュールとなりますが、契約期間を問いません。しかし、先進的窓リノベ事業の場合は契約期間が2022年の11月8日以降の契約であることが必須です。

基本的には工事終了後に交付申請となりますが、「交付申請の予約」も可能です。実際に工事が始まる前にこういう窓を使うから、これだけの補助額を確保しといてという予約制度もありますので、リフォーム会社と相談して、早めの申請ができればと思います。

おすすめの商品はプラマードUです。

おすすめの商品はプラマードUです。

弊社として一番おすすめさせていただいているのが、皆様からご好評いただいている「プラマードU」という商品です。

室内側の今ある窓の室内側に新しい窓を設置するタイプです。

本日ショールームで撮影させていただいておりますので、実物の見学を皆様と確認していきたいと思います。

今回はあくまで事業内容ということで、次の動画で実際にどういったものがAクラスか、Sクラスか、どういった商品があるのかなどは、下記でご紹介しているのでご覧ください。

⇉ 詳しくご覧になりたい方はこちらをクリックしてください。

YKK AP担当者にとって『先進的窓リノベ事業』とは?

YKK AP担当者にとって『先進的窓リノベ事業』とは?

毎回無茶振りの質問となりますが、君島さんにとって先進的窓リノベ事業を動物に例えるとどんな動物でしょうか。

「私自身、食べることが好きなので鳥かなと思っています。いろんな対象の補助金があり、窓リフォームに関して4つの工事が補助金対象になってるというところで、鳥も色んな部分を食べられて、アレルギー性も低いというのもあり、多くの方にご利用いただけるというのがあります。なので、国も色々な方向けに今回の補助金を出しているのかなと思いますので、ぜひご活用いただければと思っております。」

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

老若男女、ケースを問わず、広くあまねく公平とした素晴らしい事業内容かつコメントだと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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