キッチンリフォームを考える時に、「各メーカーの商品が一度に見れたら良いのに…」と思ったことはないでしょうか。

今回、TOTO、クリナップ、タカラスタンダード、LIXIL、パナソニックにおける普及グレードのキッチンを横断的にご紹介し、各メーカー担当者がポイントを簡潔に3つに絞ってお伝えするので、比較しやすく、非常に分かりやすい内容となっています。

↓高級キッチン編については下記から御覧ください↓

↓中級キッチン編については下記から御覧ください↓

↓普及キッチン編については下記から御覧ください↓（本動画です）

↓2023年住宅設備機器シリーズ一覧については下記から御覧ください↓

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• 0:00 動画の概要
• 0:34 【TOTO】ミッテ
• 3:19 【クリナップ】ラクエラ
• 7:15 【タカラスタンダード】リフィット
• 12:08 【リクシル】シエラS
• 16:03 【パナソニック】V-STYLE
• 18:13 動画のまとめ
• 18:49 山口建設のご紹介

今回はキッチンの普及グレードについて、国内の5つの代表的なメーカーを比較し、それぞれ3つのポイントに絞ってご紹介いたします。

まずは、TOTO練馬ショールームから、担当の渡邉さんと一緒に、お求めやすい価格帯の普及グレードキッチン『ミッテ』において3つのポイントに絞ってお話しいたします。

まず、1つ目のポイントがシンクの形状です。「すべり台シンク」と言って、排水口に向かって一方向に傾斜がつけられています。そのため、お料理中の野菜くずやゴミもスムーズに流れていくので、シンクをキレイに衛生的に使っていただくことができます。

2つ目のポイントは「水ほうき水栓」です。2つ立っている水栓の右側が「水ほうき水栓」と言います。特徴は2つあり、1つ目が形状です。特殊な形状をしており、L型に曲がっていることにより、手元の空間を広く取れます。

高さのある鍋を使っていただく時にも、水栓がぶつからずに使うことができます。2つ目の特徴は空気を含む水を吐水することで、非常に節約型の水栓となっていることです。

3つ目のポイントが「センターラインキャビネット」という収納です。中央上段のキャビネットに背の高いものが収納でき、日常的によく使うものをしゃがみ込まずに取れるように、キャビネットの形状を工夫しています。普段よく使うモノは取り出しやすい場所におけるように、上段のキャビネットに収納できるようになっています。

普及帯キッチン『ミッテ』に関する3つのポイントを振り返ってみると、まず1つ目がすべり台シンクです。2つ目が水ほうき水栓、3つ目がセンターラインキャビネットです。

続いて、クリナップ練馬ショールームに伺って、担当の櫻井さんと一緒に、普及帯キッチン『ラクエラ』の3つのポイントをお話させていただきます。

1つ目のポイントが「収納力」です。

食洗機の下の引き出しが隣接する引き出しとつながり、大きな収納スペースを確保しています。

一般的なメーカーでは上段と下段の引き出しが同じサイズ幅で区切られていることが多いですが、ラクエラの場合は大きな引き出しがあるので格段に収納力が上がります。

2つ目のポイントは機能的な吊り戸棚「ハンドムーブ」です。

上の棚は背が届かなくて使いづらい場合もあると思いますが、これは目の前まで降りてくるので、とても使いやすいです。バリエーションとして、高さが50cm・60cm・70cmとご用意がありますので、マンションなど天井高が低いお住まいでも機能的な吊り戸棚として利用可能です。

3つ目のポイントは、トレンドに合った扉カラーです。

扉の面材一覧を見ると、今のトレンドにあった扉をはじめ、多くの種類があります。櫻井さんのオススメを2つ挙げると、1つ目は「ズラチナオーク」というダーク系の木質扉です。昨今、木の節が大きめのデザインでダーク系で深みのある表情が人気となっています。

2つ目はベルベット風の扉で、奥にラメのような光沢感が出てくるような「エタナブルージュ」という落ち着いた上品な色合いです。

普及帯キッチン『ラクエラ』の特色を改めてお話すると、1つ目が大きなスペースを確保した収納力、2つ目が上吊り戸棚にデッドスペースを作らないハンドムーブ、3つ目が選択幅の広い扉面材のカラーバリエーションです。

次にタカラスタンダード新宿ショールームから、唐澤さんと一緒に、普及帯キッチン『リフィット』について、3つのポイントに絞ってお伝えします。

1つ目のポイントは、サイズが1cm刻みでオーダーできることです。他のメーカーの場合、5cm単位等でサイズ調整できる商品はありますが、普及帯クラスで1cm単位で間口が変えられるというのは非常に珍しいタイプかと思います。

タカラスタンダードは新築マンションに納品させて頂く場合が多いですが、後継機というような立ち位置を取らせてもらっているのが『リフィット』という商品です。

後継機種もぴったり入れてほしい時に『リフィット』をご選択いただければと思います。『リフィット』は木製のキッチンですが、引き出しの底板はホーロー製となっていますので、マグネットの仕切りで動かせるようになっています。

真ん中の収納を1cm刻みでオーダーで作ることができるので、例えば2,450mmとか、1cm規格より短い2,390mmとか、そのようなキッチンを作ることができます。

2つ目のポイントはキッチンパネルについてです。ホーローのキッチンパネルになっておりますので、油汚れ等がついてもお掃除が簡単で、マグネットがつくことが非常に人気の理由となっています。

調味料なども使いやすい位置に収納していただくことができるので、非常に便利です。マグネットはキッチンパネルに頑丈に装着されるので、ズリズリ収納が落ちてくることもありません。

3つ目のポイントはレンジフードです。

こちらのレンジフードは8万円台となります。キッチンは木製という話をしましたが、底板やキッチンパネルだけではなく、レンジフードの外側の部分や整流板と呼ばれる部分、フィルターも全てホーローで出来ており、オイル受けの部分までホーローですし、フィルターやオイル受けは食洗機で洗っていただくということも可能です。

水拭きでかなりキレイになるので、ホーローで作られたレンジフードが8万円台のオプションというのは非常に求めやすいのではないかと思います。

ホーローは鉄にガラスを焼き付けていますが、非常に強く、非常にお手入れが簡単な素材です。そのホーローという部材をキッチンの底板だけに留まらず、レンジフードに使っているので、格段に掃除も簡単です。

以上がタカラスタンダードキッチンの普及帯キッチン『リフィット』のご紹介となります。

1つ目がキッチンの間口です。一般的に規格サイズがあり、5cm・10cm・15cmなど、メーカーによって異なりますが、タカラスタンダードの場合、1cm単位で間口を決められるので、スポッと入ります。

2つ目はキッチンパネルです。ホーローパネルで作られていることによって、マグネットもくっつくし、お手入れも簡単です。3つ目がホーロー製のレンジフードです。こちらもお手入れが非常に簡単です。

続いて、リクシル新宿ショールームにお伺いしまして、担当の志賀さん一緒にお話ができればと思います。

普及帯キッチンとして、リクシル『シエラS』について3つのポイントをご紹介いたします。

まず1つ目のポイントは大型引き出しのトレーボードプランです。

インナー引き出しをつけることができるので、調理器具などたくさん入れられる人気の収納です。引き出しがなくても大容量なのに、さらに容量が増え、使い勝手の良い収納ができます。

2つ目のポイントは薄型のワークトップです。

見た目がスタイリッシュかつ12mmの厚みになっておりますので、遠くから見た時に非常に空間になじみます。

普及帯クラスで、薄く仕上げるのは珍しいかなと思います。

3つ目のポイントはLIXILの人気商品タッチレスのハンズフリー水栓が選べることです。

「ナビッシュ」は手をかざすだけで、手を使わずに吐水できる水栓金具です。実機で見てみると、水を出して、手をかざすと水が出てきます。もう一度かざすと止まります。

さらに、横から見るとわかりますが、広々シャワーと言って、出口は小さいのですが、下に向かって広くなっていきます。そのため、シンクの掃除などが非常に楽にできます。お皿やザルなどを洗うときに、スポットで使うこともできますし、広く使うこともできます。

ナビッシュハンズフリーには水栓先端に自動センサーがついており、お皿などをかざすだけでも感知して吐水する機能が搭載されています。

LIXIL普及体キッチンとして『シエラ』のご紹介をさせていただきました。

1つ目が収納力です。非常に大きな収納で、インナーのトレーボードをつけることによって、より多くの商品を分かりやすく、収納できます。

2つ目がデザイン性です。カウンター材が非常に薄い仕上げでスタイリッシュです。3つ目のポイントがナビッシュです。手やお皿をかざすだけで、吐水・止水が可能です。

次に、パナソニックにお邪魔しまして、担当の高田さんと一緒に普及帯キッチン『Vスタイル』について3つのポイントをご紹介いたします。

1つ目のポイントは引き出しタイプになっているので、収容量が増え、上から物が取れるとため使いやすいです。

2つ目のポイントは、ソフトクローズ機能です。引き出しを締める時にバタンと閉まらず、スムーズに閉まる機能が備えてあります。

3つ目のポイントは、奥行き65cmが標準のものとなりますが、奥行き60cmの対応もあることです。

奥行きが狭いリフォームの現場であっても、使ってもらえるシリーズです。間取りの構成によっては、60cmでないと入らないという現場もありますので、そういった対応ができるのは魅力です。

改めてお話をさせてもらうと、1つ目が引き出しタイプの収納。2つ目が引き出しがソフトクローズ仕様なのでスーッと静かに閉まります。3つ目のポイントはキッチンの奥行きが65cmではなくて、60cmで対応可能なのが『Vスタイル』の特長です。

各種、お手頃な価格で皆様のお手元に届くことができる普及グレードのキッチンついてご紹介いたしました。

キッチンのリフォームをご検討中の方に少しでもプラスになることがあれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました！