あなたは もう忘れたのかしら 

工事の間は 銭湯通い

歩いて10分ほど

上官と一緒に

手ぬぐい、下着 石鹸は このバッグの中に久松湯

温泉がある公衆浴場として人気のお風呂家さん

数年前に先代からの風呂屋が 近代的の大改造

すっかり 人気の風呂屋に

日々、通い続ける 公衆浴場

顔、馴染みも増え 湯気の中で たわいない会話

一人ではなく、見知らぬ人と 共に裸で過ごす時間の楽しさ

本当に モダンな建物 つい つい 上官の後ろ姿を見ながら

口から出るのは

貴方はもう忘れたかしら
赤い手ぬぐい マフラーにして
二人で行った 横丁の風呂屋
一緒に出ようねって言ったのに
いつも私が待たされた洗い髪が芯まで冷えて
小さな石鹸 カタカタ鳴った
貴方は私のからだを抱いて
冷たいねって言ったのよ
若かったあの頃何も恐くなかった
ただ貴方のやさしさが 恐かった
~~~~

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です